ではいつ?
「奥様、妹の件ですが」
「あら、やっと遊びにこれるのかしら?」
「はい、ただ本当に大丈夫でしょうか?」
「大丈夫って何?大丈夫よ、呼んだのは私なんだからそんな心配しないでよ」
「はあ、左様ですか。それでは何時ぐらいがよろしいでしょうか?」
「何時でもよろしくてよ。ってそれだと困るわよね。じゃあ、明日なんかどう?」
「はい、承知しました。では明日連れてきます」
「楽しみね」
「私は胃が痛いのですが」
「貴方って本当に面白いわね」
「いえいえ、面白いこと言ってないですよ」
「それで石鹸の方はどうなの?」
「力技ですね。ラフォンさん、素案に関してはどうですか?」
「ええ、こちらに素案があります。」
「おお、皮に書いているのですね」
「ええ、一大事業ですかね」
「なるほど、こういう配置になっている訳ですね」
「はいここが油脂用の部屋、こちらが木灰汁の部屋です。」
「囚人たちはどこに?」
「彼らはここですね」
「なるほど、表からは遠ざけているのですね。ただ一方で、領主様達の生活圏からは近くなってしまっていますね。」
「そうですね、もともと囚人用の牢屋も屋敷に併設されていますので」
「う~ん、それでしたらここに通路を設置して、領主様達が歩く場所を利用せずに、そのまま作業場を往復できるようにするのはいかがでしょうか?ついでに言うと今後お偉方がお越しになられた時のことを考えると通路は共通にしないほうが宜しいかと」
「う~ん、エロワ殿は本当に子どもですかな、そんな事まで思いつくとは。。。しかし、たしかにそうですね。わかりました大工と相談してみます。」
「それとですが、ここからここ、そして塀の外には溝を掘って液体を放出できるようにはできませんか?」
「掘ることはできますが、そのまま地面に染み込んでしまうと思うのですが」
「う~ん、そうだな~あっ」
土管、これならいけるかも。
「その件は私に任せてください。ちょっと一つ思いつきました。」
「何やら名案が浮かんだようですね。承知しました。では溝の為のスペースも確保しましょう。」
「あとは、こんな感じですかね」
「ええ、わかりました。ではこれを大工に持っていきまして、最終的に問題がなければそのまま建設を始める事にします。あとはお任せください。」
「はい、ありがとうございます。よろしくお願いします。」




