匂いはなかなか取れず
バッシャーン!
俺は豪快に川へダイビング
「うへ、くせええ」
死闘?を繰り広げていた時は無我夢中でアドレナリン大量分泌、匂いを全く感じてはいなかったが、落ち着いた今、改めて臭う
「うえ!」
あまりの臭さに吐きそうになる
「とりあえず、、、服はもう駄目だなこれは、、、、漂白剤とかあれば別だろうが、、、」
そういって上を脱ぎ捨てる。
藍染ならぬ糞染めか、惜しいことに折角の石鹸も持っておらず体を洗うことができない。
「流石に下は脱ぎ捨てられないな」
そう思い、急いで軍隊顔負け3分間(気持ち的に)で体を水で洗い、陸に上がる。
「はやく、クロエに会いに行かなくては!」
俺は足早に家に戻るが、家の門付近で家族がいた。
「あ!お兄ちゃ~ん!!!!!」
クロエは俺を見つけると一目散にこちらに駆け寄り、飛びついてきた。
「おっ、お兄ちゃ~ん!!!!こわかったよ~!!!!すごく心配しだよ~!!!!」
「無事で良かったなクロエ、もう大丈夫だ」
「お兄ちゃんが、逃げる音が聞こえて、その後男たちが罵声を上げながらでていくのを聞いてた。お兄ちゃんは動くなっていっだけど、も、もうお兄ちゃんが心配で、心配で、、、うっ、うっ!」
「心配掛けたな、でもな、あの時はお兄ちゃんああするしか無かったんだ。でも実際、今こうやってお前の眼の前にいるんだから間違ってなかっただろ?」
「うっ、うっ、そうだ、、、ね?」
「ん? どうした?」
「ううん、お兄ちゃん、何か臭くない?」
「やっぱ臭うか?実は肥溜めに飛び込んだんだ!」
「え!?」
そういってさっきまで俺に抱きついていたクロエは初めて見るくらいの速さで俺から離れた。
「お兄ちゃん、きったな~~~~~いいいいい!!!!」
が~ん!!!!
「お、おまえ、兄はこの身を挺してお前の身を案じたというのに、、、、」
ショック
ショックタイム
「エロワ、心配たぞ!」
「そうよ、エロワ、お母さんとっても心配したんだから!!!」
と思ったら後ろにいた両親も声を掛けてきた。
「教会の畑仕事の奉仕をしていたら、盗賊が現れたって聞いて慌てて戻ってきたと思ったら、家の扉は破られていて、声を掛けたらクロエが飛び出してきた。でもクロエに話を聞けば、お前が囮になって家の外を出たと聞いて、もう心臓が止まったぞ!」
「そうよ!もう、もう本当に貴方は心配ばっか掛けて!馬車に蹴飛ばされたのだってついこの間なのに、今度は盗賊から逃げるなんて!お願い!私を心配させないで、、、、」
そういって母は座り込む。よほど心配だったのだろう・
「ごめんなさい、でもクロエを守らなきゃと思って、そう思ったら飛び出していたんだ、、、」
「まああまり心配を掛けたくないがな、、、良くやったエロワ」
しかし、ふたりとも心配だと言う割には近寄ってこない。
「ちょっ、なんでそんなに遠いの?」
「そ、それはなあ、、、おまえ肥溜めに飛び込んだんだろ?」
「まあ臭かったけど、そんなに臭うかなあ」
「いや、まだ臭うぞ、、、」
「うっ、そうか。まあもう川で石鹸で洗ってくるよ、、、」
そういって家からミント石鹸と換えの洋服を取り出して、再び川に戻りミント石鹸で体を洗うのであった。




