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冴えない中年営業マン、異世界へ転生する++  作者: 4ris4k4
~第一章~中年は異世界へいざゆかん
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盗賊村を襲う。そして

俺はそういって飛び込んだ。


肥溜めの中へ


ブシャア!


バシャ! じゃないブシャだ。


糞尿の塊なのだから。


「うりゃあ!!!!!!糞でも喰らいやがREEEEEEE!!」


俺は匂いも感触も忘れて、糞尿を掬い取り盗賊にそれを投げつける。


「うわああ~アイツ、肥溜めに飛び込みやがった!?」


「マジくせえ!」


「ヒッ! 投げてきやがったぞ」


地面で小銭を拾い上げている奴は当然、不意を突かれたのかベッタリ体に糞尿が掛かる。


「ウエッ、オエッ」


一斉に糞尿の臭いにやられ、それぞれがむせる。


「てめえ! なめた真似しやがって!!!」


バシャ!


「うえ! 目に入った!!」


俺はひたすら糞尿を投げつけた。


恐怖だ。


手を止めたら殺られる。


これが俺の武器だAAAAAA!!!


ヒュン


ブスン!


バタン!


高い音が聞こえたと思ったら、暴れ回っている男の一人がいきなり前のめりに倒れ動かなくなる。


ドン、ドン、ドン、ドン


地響きが少しずつ大きくなり、そして盗賊の後ろから人を乗せた3頭の馬がこちらに向かってくるのが見えた。


「止まれ!」


そうしてあっという間に盗賊の周りを馬たちが囲む。


「武器を捨てろ、逃げられると思うな」


「ひいいいい!!!!」


「クソが!」


それでも3人は武器を構えお互いを背にしながら、馬上の3人を睨みつける。


「フン!」


するといきなり、3頭のうちの1頭に乗った男が剣を振り上げたと思ったら、盗賊の一人に振り下ろす。


バン


バシャ


叩きつけるように首に切りかかったと思えば、映画の如く首からおびただしい量の血が吹き出る。


「う、ぐ」


男は首元を押さえつけようとしたが、押さえつける前に力が尽きたのかそのまま倒れる。


「人を殺しておいて、自分は殺されないとでも思ったか!さあ、どうする!どっちでも良いぞ!」


「ちっ!」


今度こそ残りの二人は戦意を喪失したのか剣と弓を捨てた。


ドサ


そうすると馬上の3人の内、一人はようやく馬から降りる。


「オラ、跪け!」


ドサ


もう一人も素早く馬から降りる。


盗賊二人は跪く。


バチッ!


「いだ!!!!!!」


「ああああああ!!!!」


剣を持った二人は盗賊を跪かせたかと思うと、いきなり剣で二人とのアキレス腱を切りつけた。アキレス腱が切れる音はこの俺にも聞こえてきた。


想像よりもずっと大きい音で。


「暴れるんじゃねえ!」


ドカ!


拳で顔を殴り黙らせる。


「盗賊に堕ちた以上は畜生以下だ、命があるだけでも神に感謝せよ!」


あっという間に幕切れとなる眼の前の活劇


俺は両手に糞を握っている事さえ忘れ、ただただそのシーンを見ていた。


カパっ


すると未だの馬上にいる最後の男が少しこちらに寄ってくる


俺との距離はまだある


もっと近くに寄ってきても良いんじゃないかと思うのだが


ああ、今の俺は黄金の男であったか


「小僧良くやった!我はパケ家従士長のアシルだ。名はなんだ!」


「はっ、私奴は農民の子、エロワでございます!」


お互い距離があるのでどうしても声が大きくなってしまう。


「貴様がエロワか!ドミニケ様から話は聞いている、改めて言おう、良くやった!」


「とんでもございません。私奴はただただ必死で走り回っていただけにございます」


「貴様がこいつらを村から離してくれたお陰で救えた命もある、礼は追って出るであろう。ま、まずはだ、体を奇麗にせよ!」


「はっ、これは失礼致しました!」


そういって俺は両手にある、、、、、気がついたら握り潰していたようだ。うへえ、、、、


「明日、領主様の屋敷まで出頭するように!」


「はっ、承知いたしました」


そういうと、二人は盗賊の足をロープで縛りそのまま馬に乗りあるき出す。


「うああああああ!!!!」


「ぐやああああああ!!!」


引きずられだした盗賊はこの世のものとは思えぬ声で叫びだす。


ああ、これが世にいう引きずり回しの刑か、、、、


※因みに江戸時代の市中引きずり回しの刑は、罪人を馬の上に乗せるのでこれとは違う。こっちは本当に起てないように足にロープを縛って起てないようにして引きずり回すのである。本当は肉が無くなるまで金タワシのように地面で擦り潰すのである。


危機は去った!


急いでクロエを安心させないと!


でもこの格好じゃ駄目だな、まずは井戸でこの汚れを洗い流さなければ!



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