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冴えない中年営業マン、異世界へ転生する++  作者: 4ris4k4
~第一章~中年は異世界へいざゆかん
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初稽古

稽古と練習の違いは何か?


稽古とは古を考え、今に照らすことらしい。


では練習は?


何度も何度も繰り返すことで身につけることを指すらしい。


なるほど、どちらも一理あるなと前世のときに、ふとした時に調べてなるほどなと一人関心したことがある。


さてさて、ようやく道具が揃ったので今生の初稽古だ。


この日の為にストレッチと走り込みは実は毎日少しずつ時間を増やしながら体を作ってきた。


木刀を持って軽く素振りを行い、立木の前に立つ。


木刀を右手で掲げ、そのまま左手を添える。


そして


「エイ!」


立木に打ち込む。


「エイ!エイ!エイ!エイ!」


打ち込む。


「エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!」


更に打ち込む。


「エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!」


ただ、ひたすらに打ち込みを行う。


袈裟斬り、逆袈裟斬りを交互にひたすら打ち込みを行う。


「エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!」


「エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!」


「エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!エイ!」


「お、お兄ちゃん!」


大きな声で俺を呼ぶ妹の声が聞こえたので手を休める。


「?ああ、クロエか?」


「ああ、クロエか?じゃないよ!前から行動が怖かったけど、今一番怖いよ!」


「んんん? なんで?」


「いきなり奇声を上げてずっと何時間も棒切れで木を叩いてるんだもん、え~ん、お兄ちゃんの頭がおかしくなっちゃったよ~ん!!!」


「いやいや、おかしくなってない、おかしくなってない。これは剣の稽古だよ」


「うっ、うっ、け、稽古?」


「そうだよ、剣の練習だよ」


「そ、そうなの?」


「そうだよ、まあお前は見たことが無いから怖いと思うのも無理はない」


「でも練習って奇声を上げながらするものなの?」


「これは力を入れるときに声を出すと力が出やすいからだよ」


「そうなの?」


「そうだよ、現に今は何ともないだろ?」


「う、うん」


「でも何でいきなり練習を始めたの?」


「いや、前々から練習したかったけど道具が無かったからな。石鹸を売ってようやく少しお金が出来たから、木こりのオーバンに用意して貰ったんだ。」


「練習を始めたのはわかったけど、何で剣を?騎士にでもなるのお兄ちゃん?」


「う~ん、騎士になるかはまだわからないけど、それよりも村の入口の罪人の死体?を見たらさ、身の安全は守らないといけないと思ってね。そりゃ本業じゃないし、ガキだから練習しても意味がないかもしれないけど、だからって練習しないのも違うだろ?」


「お兄ちゃんすごいね!、じゃあクロエも一緒にやる!」


「ん?クロエがか?それは止めたほうがいいな」


「ええ、なんで!?」


「いや、単純にまだ体が小さいからな。もう少し大きくなったら考えると」


「む~ん、じゃあ大きくなったら教えてね!」


「おう」


そういって、もう少し打ち込みを行うことにした。

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[良い点] エイ!がゲシュタルト崩壊するはwww
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