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冴えない中年営業マン、異世界へ転生する++  作者: 4ris4k4
~第一章~中年は異世界へいざゆかん
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執事ラフォンとの打ち合わせ

誤字脱字訂正いただきありがとうございます!

今日は石鹸量産に向けた実務レベルに近いところでの打ち合わせを行うべく、領主様館を訪れている。

しかし、今日は領主様は不参加で、執事のラフォンさんとの二人での打ち合わせである。


「今日はお忙しいところありがとうございますエロワ殿」


「いえいえ、私奴の方こそ貴重なお時間を頂きありがとうございます。」


「私は貴族では無いので、気軽にラフォンとお呼び下さい。」


「流石にそんな気軽には呼べませんので、ラフォンさんと呼ばさせて下さい」


「はい、エロワ殿の呼びやすいように」


「ありがとうございますラフォンさん、では早速ですが打ち合わせに入りましょう」


「そうですね」


「話は勿論、石鹸の量産体制についてなのですが、どのように進めるべきか少し家で考えてきました。”4M”に分けて考えたいと思います。」


「4Mとは?」


「4Mとは、4つのMの意味で「人(Man)、機械(Machine)、材料(Material)、方法(Method)」の意味です」


「なるほど、そのように区切られますと確かに理解しやすいですね。」


「はい、まず材料についてです。材料は以前少し話に触れましたが、基本的な石鹸に必要な材料は油脂と木灰と水の3つです。」


「ふむふむ」


そう頷きながらラフォンは石板にチョークでメモを取る。恐らく後で羊皮紙に書き写すのだろう。


「続いて方法ですが、豚の油がついている部分を鍋に入れて1時間以上煮込みます。その後、布で濾して異物を取り除きます。その後、煮沸消毒した保存容器に入れ替えて、涼しい場所で冷却します。涼しい場所で冷却しますと、その後油脂と水分に分離しますので、油脂だけを取り出して、再び沸騰消毒した保存容器に移し替え生産前まで保存します。また、木炭についてです。土瓶の中に大量の木灰を入れて、それから熱湯を入れ只管掻き混ぜ、上澄みのみを取り出します。これを複数回行って不純物をできるだけ取り除くようにしましょう。最後の、水に関してはできれば雨水を確保しておきましょう。そして、油脂を温めながら精製した灰汁水を撹拌しながら追加し、型に流し込んで半乾燥、形を整えて整列させて乾燥後、梱包といった感じです」


「次に機械(Machine)についてです。機械とは言いますが、今回は機械というよりは道具といった方が正しいですね。必要なのは、油脂を煮込む鍋、保存する為の容器、灰汁を作るための瓶、雨水を保管するための瓶ですね」


「なるほどですね、必要な数は、、、一度作ってからのほうが良さそうですな」


「はい、量産前提の道具で一度トライアルをして、基本的な単位を定める必要はありますね」



「材料と道具、方法が分かったところで残りは人ですね」


「今のエロワ殿の説明によれば、石鹸を作りには、油脂を作る人、灰汁を作る人、水を確保する人、石鹸を作る人、型に流し込む人、形を整えて整列乾燥させる人、梱包する人に分けられますな。一人で複数の作業を行わないということであれば最低でも7名は作業者を確保する必要がある訳ですな。」


「はい、まあ実際にはそこから更に油脂の確保、灰汁の原料となる灰の確保する方法も考えないといけませんね」


「なるほど最低でも7名ほどが作業できるような作業環境が必要になるとも言えるわけですな」


「はい、必要生産能力がどの程度なのか?それと道具あたりの算出量も確認する必要がありますね。あと油脂で作る石鹸はちょっと匂いがしますので、これは長く乾燥させる事で軽減できるみたいです。多分ですが、3ヶ月くらいは寝かせたほうが良いのではと思ったりしますので、そのくらいの量を保管できる乾燥エリアも考慮する必要がありますね」


「なるほど良くわかった。とりあえず、目標生産量を決める必要がありそうだからな。すまぬが、私の方で一筆書くので、鍋と瓶を量産時の最小単位ミニマムロットのイメージで調達をお願いできるか?勿論、支払いはパケ家で行う」


「分かりました。こちらの方で工房と相談させて頂きます。」


「お手数ですが宜しくお願い致します。」


「はい、ではまずはそちらの道具を揃えて一回こちらで作成してから進め方を決める。という事でよろしいでしょうか?」


「はい、問題ございません。お手数ですがエロワ殿宜しくお願いいたします」


「いえいえ、こちらの方こそありがとうございます。それでは失礼いたします」


こうして、初めての打ち合わせは終わった。


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