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冴えない中年営業マン、異世界へ転生する++  作者: 4ris4k4
~第一章~中年は異世界へいざゆかん
52/78

ご両親は

あっしまった


ふと領主様と確認しなければならない事を思い出し、踵を返して、再びドアをノックする。


「申し訳ございません、エロワです」


「入れ」


「はっ、度々失礼致します」


「何か忘れ物か?」


「いえ忘れ事です」


「なんだそれは」


「はっ、先程のリディさんの親に関してです。」


「それなら、昨日酒場にいるところを既に捕まえて今は牢屋におる」


「どうなさるおつもりで?」


「まだ決まってはおらんが、何か言いたげだな、申してみよ」


「はい、先日お話させて頂きました石鹸の生産についてですが、労働力として使役させるのが良いかと」


「まあ、実際のところ両親が行った事自体はこのご時世、特段極悪かと言われればそうでもない。ありふれているからな。ただ領民というのは領主の所有物ということを考えると、いかようにもできる。どれ、使役して性根が良くなるか見てみるとしよう」


「はっ、ありがとうございます。リディさんにとっては、すくなくとも落ち着くまでは会わせたくはないなと」


「ふん、ガキが気にするようなことじゃない、あとはワシに任せよ」


「はっ、ありがとうございます」


「もう良いか?」


「はっ、これにて失礼致します」


「うむ」


もう用事は終わったの退室してそのまま屋敷を後にした。

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