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冴えない中年営業マン、異世界へ転生する++  作者: 4ris4k4
~第一章~中年は異世界へいざゆかん
26/78

結果はどうなったのか?

「あ、お兄ちゃんだ!」


そういって妹が大きな声を上げながらこっちに向かって走ってくる。


「こら、そんなに走ると転ぶぞ」


親の店の店じまいを手伝っていたと思われるアルバンも顔を出してこちらを見てくる。


バンッ


そんな音がして、妹が体当たりして抱き着いてきた。


「バカ兄!すっごく、すっごく心配したんだからね!」


そういいながら泣く妹。


「そんな心配しなくて大丈夫だろ」


そういって頭を撫でながら、こんなに泣かれるとは思っていなかったので申し訳ない気持ちになる。


「おう、エロワ。必要なことだったのかもしれないが、やっぱり心配したぜ。クロエなんかずっと上の空でお前の事を心配していたんだぞ」


「ああ、すまんな」


「ほんとうだよ、あんたにもしものことあったらマルクとコリンヌも一体どうするつもりだったんだい?」


そういってアルバンの後ろからモニクさんも顔を出して、俺を叱る。その表情は凄く心配していたのかやれやれといった表情だった。


「まあ、もうこんな危ないことはしないことだな」


そういってアルバンのオヤジのナゼールが声を掛けてくる。


「はい、本当にご心配をお掛けしすみませんでした。」


そういってひたすら頭を下げた。


「ほら、クロエももう泣き止みなよ、兄ちゃんなんともなく戻ってきただろ」


「馬鹿!」


そういってクロエはずっと俺のズボンをハンカチ代わりに泣いている。


「で、どうだったんだ?結果は?」


「まあ、結果は一応良しとすべきか。領主様に石鹸を5個献上して、試しに使ってもらい。良ければ購入してもらう予定だ。五日後には試し終わってると思うからまた顔を出せとのことだ」


「そんな、大丈夫なのかよまた領主の館になんか行って」


「とりあえず俺に勝手にやらせた方が、領主としても儲かるかもしれないという風には思わせることが出来たんじゃないかなと思う」


「そうか、お前はほんとによ、いつの間にそんな大胆な性格になったんだよ」


「いや、大胆にならないと世界は変えられないということに気づいただけだ」


それはまあ適当にそういっているだけだが。結局金が欲しいだけなのだが。


まあ、とりあえず五日後にまた訪問するしかないな領主様を、、、

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