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妹クロエの視点01
お兄ちゃんはあの日から別人の様になった。
でも、私は今のお兄ちゃんの方が好き。
構ってくれるし、色々なことを教えてくれる。
何も覚えてないのは驚きだけれども、それでも優しい兄は大好き。
起きてから、いつの間にか、気が付けば石鹸というものを作り、市場で販売をし、お金を稼いだのだ。
あの年でお金を稼ごうなんて誰も思わないし、実際この村で初めてだろう。
いつもいたずらばっかで、ちっとも私と遊んでくれなかった兄はもういない。
面倒くさいと言いながらも私のことを思ってくれる兄は大好きだ。
きっと毎日楽しいことが待っているんだろう。
また明日もいろんなこと教えてねお兄ちゃん!




