表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冴えない中年営業マン、異世界へ転生する++  作者: 4ris4k4
~第一章~中年は異世界へいざゆかん
11/78

帰り道にリディに会う

「ねえお兄ちゃん、内臓なんて何に使うの?」


「まあそれは内臓を手に入れてからのお楽しみだ。上手くいけば来週手に入るからその時に何に使うか見せてあげるよ」


「ほんと? 絶対だよ?」


「ああ」


そう言いながら目の前を見ると、ひとりの少女が歩いている。地面を向きながらだ。


あれは確か、隣の家のリディといったか。


「リディさん、おはようございます」


「え?あっ、エロワ君、おはよう。それからクロエちゃんもおはよう」


「おはよ、リディお姉ちゃん!」


考え事をしていたのか、直ぐにこちら側に気づかなかったようだ。ふと彼女を見るとところどころ汚れている。いや薄汚いのはこの村全体に言える事なのだが、どうにも床に倒れなきゃそこまで汚れないだろうと思うくらいの土埃がところどろこ衣服についていた。


しかも、ちょっと泣いていたのか目元が赤い。


「なにかあったの?」


「え!? 何も無いわよ?」


「そうか、気の所為ならば良いんだけど」


まあプライベートなことなのだから本人が話そうとしないことをいきなり聞いてもキモイ奴認定を受けるだけだからな。


「そう?じゃあ私はもう行くね」


そういって足早に俺たちから去っていく。


こんな狭い村にそんな急いでいくところなどあるのだろうか?いや、無いだろうから俺たちを避けたんだろうな。とは言っても何もわからんし、気にしない事だな。


そう考え、家に戻るのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ