まずは集落をつくろう
まずは世界の様子を見てみる。
獣の住み家となっている狩り場がある。
人間たちの食物となるような、シカやイノシシ、それにナウマンゾウまでいるぞ。
超古代文明は海の底に沈み、その痕跡は何も残ってはいない。
したがって、原始時代に逆戻りしてしまったわけだ。そうだ、旧石器時代まで逆戻りしたわけだ。
結局は旧石器時代から、世界の創造が始まるというわけか…。
ではまず、その最初の拠点となる集落をつくろう。どこか適当なところはないか、と探しあて、ここならいい、と決めた先は、森に囲まれた土地だった。
まずは神様の力を存分に発揮するとして、地上に『いかづち』を落とす。
すると、あら不思議、神様を奉る神殿が現れたではないか。
この神殿に奉られる神様というのは、もちろん、この俺のことだ。
俺がこの神殿の神様として奉られ、人々の信仰の対象になる。
そして、全ては神様である俺の思いのままだ。
さらに『いかづち』を落とす。すると今度は、まるでアダムとイヴのような一組の男女が現れ、そして先ほどの神殿の中に入っていった。
その男女はさっそく、神様である自分に対して、いろんな要求をしてくるが、もちろんその要求に応えるも応えないも、全て自分次第。
男「おお!神様!聞いてください!
このあたりは木々に覆われ、これらの木々を切り開かなければ、家を建てることもできません。」
女「お願いしますね、神様。」
よしよし、さっそくやってやろうかと。
しかし、ただ上から見ているだけというのもな、時には世を忍ぶ仮の姿として、地上の人間になり済まして、できれば自分専用のハーレムを建設して楽しむとか、そういうこともしてみたいものだな。
そしてさっそく、いかづちを森に落とす。
ピカッ!
ドーン!
凄まじい光と轟音と同時に、木々はなぎ倒され、そしてその後は更地と化す。
「やったぞ!これで家やいろんな施設を建設できるぞ!」
そしてさらにいかづちを次々と落としていく俺。
「いけいけー!どんどんやっていくぞー!」
ピカッ!
ドーン!
さらに周りの木々はなぎ倒され、更地が広がる。
更地となったその後には人々がやってくるということになるが、
男「神様、人々を増やすには、魔物の巣から空を飛び回る魔物たちを倒さなければなりません。
神様のしもべの天使を動かして、天使の矢で魔物たちを撃ち落としてください。」
女「魔物たちは私たち人間の集落に対して、様々な邪魔をしてきます。
ある程度魔物を倒したら、やがて更地に人間たちが建物を築いていくでしょう。
そして彼らは、狩り場に獲物を獲りに行ってくることでしょう。」
とりあえず、そういうルールだということはわかった。