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序章
時は創世記…。
俺は全ての世界の創造神として、ゼロからこの世界を創造することになった。
いったいなぜ、こんなことになったのかというと、話せば長くなる。
それはそれとして、神話の時代の創世記というと、それこそ旧石器時代からとか、旧約聖書のアダムとイヴのリンゴの話とか、あるいはギリシャ神話の創世記の時代とか、そういうところから始まると思っているだろう。
しかしこの話は、なんといきなり現代文明顔負けの高度機械文明の時代から、創世記が始まる。
人々は、現代のスマホのような機械を使いながら、あんなこととか、こんなこととかをやっている。
この物語は、創世の神である俺の目線から、全ての物語が展開される。
人々は、高度機械文明の恩恵を受け、毎日を面白おかしく過ごしていた。
しかし…!
その高度機械文明は、ある日突然滅び、大陸は海の底に沈み、かつての文明の人々は、流浪の旅をしながら、新天地を求め旅する。
いつしかその高度機械文明の存在は忘れ去られ、原始時代の生活に逆戻りしてしまっていた…。
この物語は、ここから始まる…。