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98 クリスマス
「ふんふーん、ふんふーん♪」
「随分とご機嫌だな」
「そうっすかぁ?」
ニコニコと笑いながらツリーに飾りをつける五月女。今日はクリスマスだ。
「早く部屋の飾りつけをするっす。ほら三日尻君も手伝うっす!」
「そのクリスマスツリーや折り紙やキャンドルを買った俺に手伝いをしろと?」
「つべこべ言わず手を動かすっすー!」
つべこべ言ってねーよ。まだつべぐらいだ。
「今日は楽しいクリスマスっすよ。えへへ、早く夜にならないかなーっす」
五月女の機嫌はすごぶる良い。朝の六時から来て騒ぐ程にテンションが高い。ちょっと頭おかしいよね? 朝六時に起こされた俺の身にもなってください。
「あ、煙突がないっす。飾りつけ終わったら煙突作るっすよ!」
「作らねーよ!」
「じゃあせめて天井に穴開けていいっすか?」
「大丈夫だから。サンタさん大丈夫。近年は不法侵入の取り締まりがすごいからサンタもちゃんと玄関からピッキングして入ってくるから大丈夫」
「結局は不法侵入してるじゃないすか」
「細かいことは気にするな」
「じゃあ三日尻君も細かいことは気にせず準備手伝うっす~!」
「うへぇ」
やれやれ、忙しいクリスマスになりそうだ。




