55 酒豪2
金谷先輩は飲む。そりゃガブガブと。
「ぷぱーっ、日本酒が美味い!」
「一升瓶飲み干すとか大学生の鑑ですね」
飲み会サークルもビックリする飲みっぷり。これだけ飲んで意識はあるし吐きもしない。なんて人だ。普通にどん引き。
「残念だなぁ、私が潰れたら襲えるのにな~」
「いや襲わないですから」
後が怖いんで。
「んだと、私は魅力ないってか? これを見てもか!」
「服脱がないでください!?」
何やってんだこの人はっ。彼氏持ちの若い女子がすることじゃないだろ!
「きゃはは、三日尻の反応おもろ~。あ、トイレ行ってもいいぞ。なんなら私がどこか行こうか?」
「何もしないので結構です」
「君は真面目だね。普通の男なら襲ってくるところだぞ」
「俺はベタな草食系なんでね」
それに彼氏がいる女子を襲うのは気が引ける。リスクリターンの判断がより必要とされる世界になったことだし。
「まっ、おかげで遠慮なく飲めるから安心するよ。三日尻だけだぞ~、私がここまで気を許す男は」
「彼氏にも心開きましょうよ」
「無理だな。股しか開かん」
「おい!」
「まぁまぁ、ほらこれやるからさ」
金谷先輩は服の下から何かを取り出す、って、
「なんで下着取っているんですか!?」
「え、でも服は着てるぞ」
「服脱ぐよりこっちの方がエロイからやめてください!」
があぁ、草食系にはキツすぎる……!




