表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/150

22 もうすぐ夏休み

 テスト期間になると図書館の来訪者は急激に増える。自習スペースは埋まって夕方頃に行ったところで席は空いていない。


「まっ、自分は図書館使わないっすけどね~」


「その代わりに俺の部屋を使いまくりだけどな」


 五月女乙葉。ここ最近は毎日のように来ては自由気ままに過ごしている。勝手に冷房をつけたりアイスを食べたりと、俺の家をネカフェ扱いしないでほしい。

 そんな思いで見つめるが向かい側の女子は気づかず、プリントに視線を落として口をへの字にしてうんうん唸っている。


「三日尻君はテスト何個あるんすか?」


「テストは八個だな。レポートは四個」


「自分はテスト五つでレポートが多いっす~。レポート多すぎっす」


「テストよりはマシだろ。一日にテストが三つ連続の俺の詰み具合舐めんな」


 教授同士で話し合ってテストの日をズラせよ。こんなの絶対無理だ。テス勉が終わらねぇ。


「まぁまぁ、テスト終わったら夏休みっすよ」


「それだけが希望だよな」


 大学の長期休みはマジですごい。大学は人生の夏休みと言われているが、その理由の一つとして長い休暇があると思う。約二ヶ月の休み、それが夏と春の二回もあるのだ。おいおい最高かよ。


「夏休みは遊ぶっすよ~」


「具体的に何をして遊ぶんだ?」


「えーと宅飲みして、店飲みして、飲み会しましょう!」


「飲みばかりじゃないかウェイ」


 おっと思わず語尾がウェイってしまった。恥ずかしいぜ。


「貴重な長期休みだぞ。旅行に行くとか海行ってバーベキューや花火やら、もっと何かあるだろ?」


「それもやぶさかではない。っす」


「なんでちょっと偉そうなんだよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ