表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/150

14 玉木麦平

「ハム食べたい! ハム食べたい!」


 レポートと格闘している俺の耳に入り込んでくる叫びに思わず舌打ちが出てくる。


「うるせーぞ玉木。黙ってマインスイーパーやってろ」


「うわあぁまた爆発したぁ! ハム食べたい!」


 パソコンでゲームをやりながらシャウトするこいつの名前は玉木麦平(たまきむぎひら)。

 中肉中背のごく普通な男子大学生。見た目はね。だが中身はアホ。超がつく程のアホだ。


「なぁミカジ、このゲーム超難しいよ」


「さっき攻略方教えただろ。まずは」


「ハム食べたい!」


「オッケー俺もう会話に疲れたわ」


 玉木とは高校からの付き合いで今は同じ大学に通っている。昔からこいつと喋ると疲れるんだよな。すんなり会話が進んだためしがない。


「ミカジハム! ミカジハム!」

「分かったよ、なんか作ってやる」


 レポートを中断し、俺はキッチンに立つ。

 その間も後ろからは玉木の絶叫と爆発音。ボンバーマン並みに爆発している。下手くそか。


「ほらできたぞ」


 丁度ハムと卵があったのでハムエッグを作ってみた。

 完成した品を玉木の前に置く。これで少しは落ち着いてくれるだろう。


「あー、僕ベーコン食べたい」


「ここに来て唐突なオーダー変更!?」


「ベーコン食べたい! ベーコン食べたい!」


 ハムもベーコンも大して変わらねーよー! いいから黙って食えや!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ