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庵と梓

「嫌だなぁ、ただの転校生だよ」

笑顔で庵は言うと、教室を出ようとする。

「何で、巴の後をつけるの?目的が無いとしないよね?」

「駄目なの?」

「駄目に決まってる」

「ふぅん…」

すっと表情が消える。

「まぁいいか、知先輩に頼まれたんだよ。蓬来巴さんの監視」

「とも?」

「高木知、彼の後輩なんだ」

あっさりと梓に告げる。

「何であっさり白状したの?」

「聞きたいんでしょ?それに…」

そこで急に笑顔になる。

「君に興味持っちゃった、島崎梓さん」

「⁉️」

「大会社SHIMAZAKIのご令嬢で、蓬来巴さんの友人」

「何で…」

「何でって、蓬来巴さんの資料に書いてあったから」

そして、突然話題が変わる。

「一応確認するけど、千羽蓮は雇われ彼氏なの?」

「そんなの、本人達に聞いたら?」

「まあいいか、しばらく転校したくないし」

「は?」

「彼氏が嘘なら、必要無いでしょ?それより、早く戻りますしょう。まだご飯食べてないですよね!」

もう、昼休みが終わりに近い。

恐らくそろそろ巴も戻る筈だ。

梓は庵に引っ張られ、教室に戻った。



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