表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/113

巴と柚

「巴、モールに行きたいんだけどついてきてくれない?」

その日は生徒会で学校に来ていた。

「いいわよ」

巴が了承すると、梓は胸を撫で下ろす。

「一人で行きづらいから助かるよ」

「そんなもの?」

そもそも買い物に行かない巴にはその感覚はわからない。

だが、梓と居る時間はホッとする。

「買い物ですか?」

「私達も行きたい!」

萌と愛はそんな二人の話を聞いて乗り出す。

結局、二人に負けて四人で行く事になった。

昼はマクドナルドで軽く食べる。

梓の目的は服、それから二人の提案でゲームセンターと本屋にも寄る事になった。

ラ・ブルースという行き着けから始り、色々な服屋を梯子する。

二人が雑貨屋も行きたいと言うので待っていると、見覚えのある人物を見た。

それは、柚という昔仲の良かった友達だった。

瞳の策略で借金をして自殺、柚はどこかに引き取られたところまでしか知らない。

「ゆず…」

「お待たせ」

三人が雑貨屋を出てきてそちらを見る。

もう一度見た時には彼女は居なかった。

「巴、どうしたの?」

「何でもない」

動揺を隠し、答える。

「じゃあ、ゲームセンター行きましょう!」

愛提案の場所へ、今度は向かう。

その後、柚らしき人物を見る事は無かった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ