巴と梓は友達同士で副会長をする
「それでは、今年度生徒会のメンバーを紹介します」
全校集会、巴と梓は舞台袖に居た。
尊はマイクで生徒会メンバーを紹介する。
「生徒会副会長二名。蓬莱巴さん、島崎梓さん」
そう言われ、巴と梓は舞台上に出る。
マイクを渡され、一言づつ求められる。
「微力ながら、選ばれたからには頑張ります」
「生徒会の一員として、やるからには頑張ります」
二人が言うと、拍手が起こる。
それが止むと、尊は続ける。
「生徒会書記斉賀杏、会計乾操」
そう紹介され、杏と操は舞台上に出る。
「前回、会長と共に副会長をさせていただきました斉賀杏です。新副会長の二人を助けながら、この仕事を邁進させていただきます」
「頑張ります」
二人は一言づつを言い、拍手をもらう。
「今年度生徒会はこのメンバーで頑張ります。皆さん、応援よろしくお願いします」
最後に尊が言うと生徒会は頭を下げ、裏にはけた。
「お疲れ様、私達は終わるまでここで見守りましょう」
「はい」
「わかりました」
巴と梓はそれぞれ返事をする。
場所は体育館の端である。
粛々と生徒総会は進む。
会長達は、結局主な人員を三人で口説き落とした。
尊、杏、操はチームワークが最初から出来ていた。