表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/113

友達ではない者

苺はリムジンに乗って早々メールする。

勿論、急用だと断る内容だ。

それにしても、勿論初めてリムジンに乗る。

長いコーナーソファーは、四人で乗っても広すぎる。

巴と光は梓の指示で苺と離れる。

一方苺は梓の隣、奥で楽しそうな二人の邪魔をしようにも梓が居るのでできない。

「あなた、図々しいのね。普通、屋上の一回で輪に入れない事に気付く筈よ」

「何故ですか?」

苺は笑顔で問い返す。

梓は一部の人間には憧れられている。

だから近づきたい人物の一人だった。

だが、苺にとって梓は警戒対象に変わる。

「雰囲気でわからない?」

「私は瀬尾さんと仲良くなりたいだけです」

苺はやはり笑顔で言う。

「そう、好きにすればいいわ。ただし、それは私や巴が居ない時にして頂戴」

つまりは、本当に仲の良いグループには入るなという事だ。

「何で、あんな子と仲良いのよ」

苺は呟く。

「地味な子なんて光様には似合わないのに…」

だが、そう言った苺の言葉に梓はなにも答えなかった。

いや、答える気が無いのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ