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柚との約束

「秋、ほんと便利だな」

歩きながら呟く。

口元はニヤリと笑う。

だが、それもすぐ笑顔に変わる。

人気が多くなったのだ。

「蓮!」

「柚」

そういえば、柚と巴は子供の頃の知りあいだった。

「そういえば、君のお母さんは喫茶店してるんだよね?今度飲みに行こうかな?」

「なら、今日でも来てよ!連絡すれば絶対開けてくれるから!」

「いいのか?でも、今日は巴と帰るから土曜でいい?」

巴の名を聞くと、少し顔が曇る。

だが、土曜に来ると聞くと喜んだ。

「わかった、絶対来てね!」

柚は念を押した。

じゃあね、と手を振ると柚と蓮はそれぞれ自らのクラスに入った。

「柚、いいことあった?」

苺は問いかける。

苺と柚は同じクラスだった。

「蓮がうちの店に来てくれるって!」

「へー、私も行きたいな」

「しょっちゅう来てるじゃん!」

「メニュー美味しいんだもん」

「じゃあ、日曜来る?」

「行く!」

苺はホクホク顔だ。

お世辞を抜きにして喫茶店のメニューは美味しい。

更に友人だからと半額にしてくれるのだから、よく入り浸っていた。

「よし、それじゃあ勉強会しよう!」

「いいね!」

二人はすっかり仲良しだった。

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