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壊れた僕たちは何もできないので仮想空間で傷を癒し合う  作者: ausunoto


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1話 配信者との出会い


     ・・・あ~・・眠れない



六畳一間の この部屋と

永遠の つきあいになりそう


産まれた時から精神障害者で

その時から ほぼ寝たきり


義務教育は

この身体のため

ほとんど通えなかったが

それでも卒業証書はもらえる


本当アホのようなシステム




      もう夜中の3時か

      ちゃんと寝ないと

      美容に悪いのに




「もっと身だしなみして

 おしゃれすれば良いのに

 せっかく顔は良いんだからさ」



    

      そう言われてもね

      寝たきりの人間に  

      どうしろと?




こんな人間ができること


歌を創り

歌詞を創り

物語を創り

歌を唄う事


才能に感謝

これのおかげで

退屈はしない


もはやペンとノートがあれば

それだけで楽しめる


あと

他にできることは

MMOゲーム


これで寝たきりでも

社会とつながれる

マジで時代に感謝


だが今日は

精神障害がひどすぎて

人と関われる体力すらない


こういう時は

人と関わらない方が正解


神経が消耗してるせいで

人を傷つけかねないし


精神が病んでいることで

少しの事で落ち込む



       とりあえず配信でも見るか



「紡ぐノート」


これが僕の好きなMMO


それを夜中の3時と言う

アホみたいな時間に

配信している人が居た


日課 週課などに

勤しんでいた




       これだから健常者はズルい

       そんなこと精神障害者の

       僕にはできない




すると突然

カメラが壊れたのか?

ゲーム画面が映らなくなり


床?のような物が

至近距離で映ってるような

そんな物しか見えない


何か苦しそうな声が聞こえる



       何が起きたんだ?

       この声は

       苦しんでいるのか?


      「・・・ごめんね

       ・・・メンタルの薬

       ・・・飲まなかったから」


       ・・・え?


      「・・・断薬しちゃった

       ・・・せいかも」



メンタルの薬?断薬?


そして こんな

アホみたいな時間に

配信しているのは


精神障害の症状の1つの

睡眠障害も起きてるのか?



この人・・僕と同じか・・・?




放っておけなくて

思わずコメントしてしまった



       あの?

       断薬だけは

       しない方が良いです


      「・・・え?」


       離脱症状と言う物が起きて

       余計 苦しむことになります


      「・・・」


       だから

       嫌になっても薬だけは



そこで配信は終了した


・・・あれ

やっちまったか僕??


なんか この人




       ・・・僕みたいだ





     あ~ やっちまった 

     コメントした瞬間に

     配信がおわるなんて



寝室


今日も この部屋とは

敬愛の仲


いつもありがとう

今日も身体がおかしいです


MMOでもやるか


「紡ぐノート」


略して”つむの~”


とりあぜず日課でもするか


簡単に つむの~の世界で

金を稼ぐために

この世界の人間が

集まる場所がある




グレンハム 王国


そこで歩いて居たら

無言フレンド申請が飛んできた


・・・またか


このような身体だから

つむの~をプレイできる時間は

アホみたいにある


きっと

この無言フレ飛ばしは

僕の強さを利用したくて

しかも 挨拶は面倒だからと

申請してきたのだろう


気づかいも配慮も礼儀も

紳士さも感じられない


そんな相手と

フレンドになってもね


断ろうとしたが

そのキャラ名に目を見張った


キャラ名 トゥモロー


・・・あれ・・この名前って


それに気づきフレンドになることにした

フレンドチャットが飛んでくる


「・・・あの!

 突然の無言フレンド申請

 ごめんなさい!

 でも こうしないと

 連絡の手段がなくて!!」


良識のある人みたいだが



      「深夜の3時に

       私にアドバイスをくれた

       人ですよね?」



あー そういえば

僕の配信の名前は


「イエスタデイさんですよね?」


つむの~も

そのキャラ名だったな


向うから接近したってことは

・・・あれ・・これは

何か怒られるやつかな??


・・・えっと

僕って何かを言われるのかな?



       「・・・ありがとうって」



・・・え?



       「・・・伝えたかったです」



       「貴方も

        精神障害者なのですか?」




グレンハム王国 城下町

カフェ


コーヒーと紅茶を注文し

席について待つ二人


「もしかして

 不躾なことを聞いちゃいましたか!?」


まあ”普通なら”

思っても聞かない


でも この人は多分

まあ

向うも遠慮のない聞き方だから

かまわないか


どんな生き方をしてきたの?


その問いに


「部屋で寝た切りです」



なるほど

”普通になれるわけがない”


全部 理解したから

あれこれ言うのやめよう



僕と同じじゃん?



その言葉に何か反応したような

リアクションをとる


「・・・あの?

 つむの~で好きなキャラって居ますか?」



・・・あれ・・なんで?



「居るなら知りたいです」



あれ?

人って人のことに

興味がないんじゃ

なかったっけ?


だって

相手の興味あることは

聞いてあげるのに


人って僕の話は

聞かないじゃん


この人は なんで?



なんで

僕の好きなキャラを

聞きたいの?



その言葉に慌てたような

反応をされたが

とりあえず答えるか



アスト・ヴァルシ


「私も

 そのキャラが好きです!

 イエスタデイさんは

 そのキャラの

 どこが好きなんですか!?」



・・・なんだ・・この聞き上手??



まあ打ち明けてもいいか

相手を試すような答えになるけど




世界を創るために

世界を終わらせる創の剣を振るう彼女


それは命と引き換えにして

扱える力


わかる気がするんだ


この世界の人間は


自分のことだけしか考えない


相手を理解してあげられない


自分の主観ばかりを

押し付ける

人間ばかりで


そんな人間で世界が溢れて居たら

純粋な人ほど

壊したくなるのは わかる



「・・・」



まあ

ドン引きされただろうな



「・・・とても





         よく理解できます





どうやら

この女の子も



”普通ではない”らしい







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