↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

390/434

また、朝が来る。~どんな夜もいつかは明けてゆくものですね……~

 また、朝が来る。


 昨日までと変わらない日射し。

 胸の中にじんわりと広がるような美しさ。


 ……実は、昨日、婚約者に捨てられた。


 彼は本当の意味で私を愛してはいなかった。これまで婚約していたのは完全に形だけだったようで。そこに想いなど欠片ほども存在せず。何なら不愉快に思っていたくらいだったらしい。


 と、そんな本心を打ち明けられて切り捨てられたのだ。


 正直こんなことになるとは思っていなかったのでかなりショックだ。

 でも、実際にそうなってしまった以上、それを変えることはできない。婚約破棄を告げられた、その事実は書き換えられないのだから。私一人の力でどうこうできる話ではない。


 ……ならば、前を向くしかない。


 今は失ったばかりで心が痛いけれど、いつまでも落ち込んではいられない。


 何とか、頑張ってみよう。

 何とか、乗り越えてみせよう。


 いつの日かは、きっと……。



 ◆



 あれから三年、私は、幸運にも高貴な家柄の青年に見初められ結婚することができた。

 こんなにも条件の良い相手と結ばれる日が来るなんて欠片ほども想像していなかった。が、現実は私に最高の結婚を授けてくれた。

 おかげで今は幸せそのもの。

 困っていることはなく、辛いこともなく、むしろ嬉しさや楽しさでいっぱい――そんな毎日を穏やかに堪能することができている。


 ちなみに元婚約者の彼はというと、思考に異常が起きる謎の流行り病にかかってしまい落命したそうだ。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。