表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/69

生まれつき運動神経が良かったのですが、そのせいで嫌われることもありまして……。

 私は生まれつき運動神経が良かった。

 女性であるにもかかわらず男性に近づけるほどの運動のセンスを持っていた。


 だがそれによって常に幸せであれたかというとそうでもなくて。


 婚約者である彼ローザンには特に嫌われてしまっていた。


「お前、相変わらず運動が得意らしいな」

「はい。そうですね。……何かお手伝いしましょうか?」

「そうじゃない!」

「え」

「俺はなぁ、お前のそういうところが嫌いなんだ! 女のくせに男に近いくらい動けるとか可愛くなさすぎるだろ!」


 そしてついにその日がやって来る。


「よって、婚約は破棄とする!!」


 わざわざ私の家の前までやって来た彼は胸を張りながら宣言してきた。


「お前には男を立てる能力がなさすぎる。それは女として大きな欠点だ。分かったか? 女が男と競うようじゃ駄目なんだよ」

「競ってはいませんが……」

「いいや競っている! そのくらい能力があるということは競っているということと同じ意味だ! 分かったか、では、関係はここまでとしよう」


 そう言いきって、彼は道路の方へ歩き出す――が、凄まじいスピードを出していた馬車に激突された。


 結果、ローザンはその場で命を落としてしまったのだった。


 彼の最期はあまりにもあっさりとしたものであった。



 ◆



 あの婚約破棄から数年、私は、女性初となる国防軍の幹部に就任した。


 この数年とてつもない忙しさだった。

 けれども自分の能力を活かせる場所に出会えたことは幸せだった。


 私はこれからもこの場所で生きていくつもりだ。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ