表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

162/164

婚約破棄されても、貴女が好き。それは今も変わらない気持ちだ。

 婚約破棄されても、貴女が好き。

 それは今も変わらない気持ちだ。


 こんなことを言うと気持ち悪いと思われてしまうだろう。だからこの想いを貴女に伝えるつもりはない。否、貴女にだけではなく。貴女以外の誰かにだって、この胸に今も宿るものを伝えようとは考えていない。伝えたところで何かが変わるわけではないから。


 この想いは自分自身だけのもの。

 だから誰にも明かさない。

 ただ、捨てる必要もないわけだから、いつまでもそっとこの胸の内に置いておく。


 貴女の微笑み。

 貴女の笑い声。

 今はもうすべてが遠き日の思い出でしかない。


 だがそれでも忘れたくない、たとえ二度と取り戻せないとしても――。


 見上げるとそこに広がるのは青空。

 公園に行けば目に入るのは可憐な花。


 ……あれもこれも貴女と共に見つめてきたもの。


 ふとした瞬間に目の前に現れる貴女との記憶の断片は、切ないようで温かい、そんな気持ちを掻き立ててくれる。


 ありがとう、あの日々。

 ありがとう、貴女。


 何度でも言うつもりだ。


 たった一つの言葉、ありがとう、を。


 思い出も。

 想いも。

 愛も。


 すべてここに遺してゆく。


 ……では、さようなら。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ