表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

125/165

ある夏の日のこと、いきなり婚約破棄されました。~小さな幸せを感じられる自分でいたいですね~

 それはある夏の日のこと。


「お前との婚約だけどさ、破棄するわ」


 婚約者である彼レッツェオがそんな風に宣言してきた。


「婚約破棄……何か理由が?」

「お前といても楽しくないから。それが理由だ」


 レッツェオはさらりとそんなことを言う。


「本気で仰っているのですか?」

「ああ、本気だ」

「そうですか。では仕方ないですね、分かりました」

「話が早くて助かる」


 何を言っても無駄なのだろう。

 そう察せたから。

 諦めてすべてを受け入れることにした。


「ではな、さらばだ」


 振り返れば楽しく過ごしていた頃もあった。

 隣り合って同じ方向を見つめて。

 未来を信じていた頃も確かにあったしあれがすべて幻だったわけでもない。


 でも、終わってしまった――ただそれだけのこと。



 ◆



 あれから数年。


 私はもう過去には囚われていない。


 愛する人と結ばれ。

 穏やかな家庭を築き。


 何よりも愛しい人と共に在る。


 お茶を飲んだり、美味しい物を食べたり、温かな日射しを浴びたり……そういった日常の中での小さな幸せを共に楽しめる相手がいるということが何よりも嬉しい。


 ちなみにレッツェオはというと、あの後少しして詐欺師の女性に惚れ込んでしまいその結果すべてを失うこととなってしまったそうだ。彼は勝手に破滅した。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ