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比較的真面目な作品

米を研ぐ

四季様からレビューをいただきました。


ありがとうございます。



さらに本羽 香那様からもレビューをいただきました。


ありがとうございます。

 白米で埋まった釜の底に水を注ぐ

 まだ染みる前の白銀に触れると

 新雪を踏んだ感触


 時間を置く

 水を含んだ米は

 雪融けの水に濡れた河原


 ぬるい水に手を入れて研ぐと

 時計回りの渦潮に白がほどけた

 それを流して水を埋め

 ほどけては流して水を埋め

 透き通るまで繰り返す


 竈に火をかける

 爆ぜる枯竹

 ミニチュアの太陽で釜の中は夏

 何かの祭のように米が踊るのが聴こえる


 秋はすでにある

 炊いた飯につまっている


 いつまで四季に触れていられるかは

 茶碗を持つ君次第だ

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― 新着の感想 ―
 序盤でね。  水にひてした米を手にしたときの、乾いた米とはちがう、じゃりっとした手触りを思い出しました。  味覚より、触覚にうったえてくるかも。
新米に栗ごはんに混ぜごはん。秋はお米が美味しいですよね(^_^*)
わあ…… 米を研いで炊く。それだけの光景に、こんなに胸が高鳴ったのは初めてです。 素敵な詩をありがとうございました!
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