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対偶  作者: 鹿目
3/3

対偶-結末-

これで締めです

 大学一年の冬になった俺はサッカー部に入ったが、試合には参加せず幽霊部員になってしまった。サッカーは楽しいが文月を思い出してしまう。俺が謝らないといけないのに高校では謝れず卒業してしまった。もう女にはこりごりだ、大学では男友達とバイトや飲み会、サッカー部はたまに遊びに行く程度で試合は出ない。ここ最近は暇なときはジムに行ってひたすら鍛えている。女には懲りたといいながら、やはり女好きは変わらない。ぶっちゃけモテたいと思ってやっている。ここ最近はバイトで貯めた金を使って旅行に行くことにはまっている。男友達とたまたま一緒に行った東京の飲み屋に美人の24歳くらいの女から逆ナンパのような感じでイン〇タを貰った。内容はまた会いたいとか当り障りのないことだ。ワンナイトとかも本当は言いたいが、以前の十字架を感じてしまう。文月はどうしているのだろうか。文月と会いたくはないがもし今後の事(東京の美人の女とのワンチャンス)を考えたら一旦けじめをつけるべきと考えた。

 文月は高校1年からバイトをしていた。家の近所の焼き肉屋だ、ケンカ以降連絡も取っていないしまだ続けているのかも分からない。何度も逃げいてきたことに向き合うのは怖いが勢いで行った。昼のピークを過ぎた時間に行ったのでお客はまばらで店員も時間を持て余していた。座席に案内され注文したものを店員が運んできた時、謝りたかった相手が配膳してくれた。最初は例の事には触れず、サッカーの話や大学で何をしているかとか、共通の知り合いの話になった。とても楽しかった。奥の店長らしき人から


店長「文月!かたずけ後輩にまかせっぱなしにするな!」と注意されてしまった。俺は文月に別れ前に言った。


数太「あの時は本当に悪かった、会えてよかった。」


文月は「ああ」といって去った。


レジ会計の時、文月が対応してくれた。


文月「愛華は県外でちゃっかり新しい男ができたらしいぞ」


数太「女って切り替え速くてビビるわ」


文月「ほんとそうだな、でもその新しくできた男に二股掛けられてたらしい」


数太「俺が言うのもなんだが、あいつって男の見る目ないよな。」


文月「それはおもろい」


数太「おれさ、東京でめっちゃ美人の年上お姉さんにイン〇タもらったんだよね」

そして写真を見せた。


文月「おーマジか、ワンちゃん狙ってるの?」


数太「ああ、だって美人だし巨乳だしこれは狙うだろ」


文月「また、結果LI〇Eで教えてよ、てか実は俺も大学で好きなマネージャーにデート誘った。」


数太「いいな!互いにLI〇Eで事後報告するか!」


 そしてあれから半月後数太はあの美人の女と付き合うことになったらしい。その女も男遊びが激しく他の男と一緒に飲んだり遊びまくってるらしいが、いちいち気にしないということで東京の彼女と付き合いながら、ちゃっかり地元にもちゃんと浮気しなさそうな女と付き合っているらしい。2股かけてまあまあハラハラな人生を送っているらしい。僕はマネージャーとそのまま付き合う流れになった。彼女は浮気しなさそうだがぶっちゃけ女っぽさがないズボラな感じだ。男友達みたいで居心地はいいが、ことごとく色気のある美人でスタイルのいい女には縁がないなと思う。後輩から聞いた話だが愛華はやんだのかインスタで匂わせ投稿をしたり、黒画面に文字だけ書く病んでる投稿をしたりしている。近頃はホストにはまってバイトで稼いでホストに貢いでいる。数太と僕は大学のサッカーで試合をすることを目標にサッカーに熱中している。以降、連絡はとってはいないが、試合で戦えることを楽しみにとっておこうと思う。

 後輩が言っていたが、高校のグループで愛華の事を晒した女のクラスメイト達がここ最近クラブで軒並み嫌な目にあったらしい。財布をすられたり、クラブの男に強制わいせつされたり、あいつらもあんまり快いやつらではないが少し気の毒だと思った。後輩もどういう経緯かわからないが、妙にこの件に詳しいことが分かった。その女友達のうち唯一ちょっと頭一つ抜けた顔の整っている子と付き合っていた。その子は愛華と例の件より以前は一番仲が良かったらしい。結局その件以降は愛華と話せずクラブもやめて真っ当に生きていたらしい。クラブは面白いがそこでの男と女の遊びはお酒と一緒に忘れるべきだ。

そもそも高校生の分際でクラブ行けるのおかしいだろ

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