第0話: プロローグ
初投稿作品です。生温かい目と軽い気持ちで読んでいただけたら嬉しいです。
☐2053年06月01日
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〇文明レベル・・・・・・・・クリア
〇世界総人口・・・・・・・・クリア
〇環境レベル・・・・・・・・クリア
〇■■レベル・・・・・・・・エラー
〇■■■■■■の探知開始・・・確認
〇規定の条件を一定以上クリア
〇コードには無いプログラムを確認。・・・・イレギュラー01と命名。
〇イレギュラー01解析開始・・・・・・解析を完了・・・・・結論:問題なし。
〇イレギュラー01を■■■■・・・・完了。
これより第一段階を実行。箱庭《地球》時間で一か月後チュートリアルモードを開始致します。
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幼少期にゲームをやったことがあるなら誰もが一度は思わなかっただろうか?
騎士になりたい。
魔法を使ってみたい。
人間以外の、さまざまな種族と交流してみたい。
神話や伝説で語られる怪物と出会ってみたい。
幼いころ一部の例外を除き、誰もが一度は願うのではないだろうか?
そんな世界に生まれたかった。そんな世界に行ってみたい、と。
しかし、大人になるにつれて気づく。そんなのはゲームや物語だけのモノだけであると。
大人に成るにつれて、人は幼い頃に抱いた夢を忘れて、現実を見るようになっていく。
それはある意味正しいことだ。夢を追い続けている。と言えば聞こえは良いが、それだけで生きていけるほど世間は甘くない。
まして努力や幸運に恵まれれば叶うものならば兎も角。空想の産物から産まれた夢ならば、現実的に考えれば叶う筈もない。
しかし、その空想のような夢が叶うのなら、叶ってしまったら。
その時の自分はどのような選択をするのか?