3.14 鼎談
午後7時K宅へ向かう。Nが遅れてきた。ここから3時間の鼎談が始まった。
まず初めにNがビニール袋を私に差し出す。
「これお返ししときます。線引いてるところもありましたけど」
それは1年前にNを家にあげた時渡した御書だった。
『もうこれで終わりかな』と一瞬心をよぎる。
この1年、特にこの3か月、相当苦しんだみたいだ。それは本当だろうN君もそう言ってたから。
真剣にやりかけようとするこの時にいろんなことが重なって、と本当にもがき苦しんだようだ。
そしてその原因はすべて私(松林)にあると言い切った!
「あんたは私にとって最大の魔だ。私の秘密をべらべらとしゃべりまくり暴言を吐いて傷つけた。非常識だ。とてもリーダーとは思えない。息子の御授戒の時も」
「ごめん!あの時一緒に行こうと誘ったけどかたくなにあなたは行こうとしなかった。なぜ?いまだによくわかりません。だから私は御授戒に行きました」
「また同じことの繰り返しや。年末も同じことを」
「手塩にかけた息子さんとあなたの中に土足で無断で入り込んで深く心を傷つけてしまったことには心から謝ります。数々の暴言もほんとにすみませんでした」
「N君も声が出なくなった時『わしの言うこと聞かんから罰が当たったんや』と言われて相当落ち込んどった」
「そんなこと言うたかな?」
「またこれや、あまりに無神経や。秘密をさらけ出せとか言うて」
「あ、けつの穴までと言うたのはよう憶えてる。ほんとにあれは申し訳ない、みんなにも後で謝った。秘密をできるだけ少なくしていくのも信心の戦いということで」
「ふれられたくない秘密と個人情報は違う」
「今お仕事を探しておられるならそのことを赤裸々にかたる」
「何か事あるごとに探ろう探ろうとする。そんなもんですか学会は(Kさんに)」
「(Kさん)みんな心配してんやと思う。今まで出てきてた人が出んようになる、やはり心配やで特に婦人部は」
「それまで聞かれたら何とかお仕事探しでとか言い通してきたんですが二人そろって数か月続くと婦人部が黙っていません。協議会には南BはB長も副B長もずっと出ない日が続きました。北BはふたりのB長が皆勤です。そこで12月大事な話があるからとあなたを呼び出しました」
⇒そして1月2日3日の日記に続く。
3時間に及ぶ鼎談の結果。この三人ともどもに成長を祈ってお題目を上げ続けましょう!ということで終了いたしました。氷は解けかかってはいますがまだまだです。焦らずに祈って行こうと思います。
聖人御難事にこうあります。
【おくびょうものおぼえずよくふかくうたがいおおきものはぬれたるうるしにみずをかけくうをきりたるようにそうろうぞ】
退転者の本質は臆病な増上慢だという戒めです。かって戦ってきていまねんねの先輩方の本質とも重なります。その心はわびしいものです(常楽54)。Nの言葉の中にだれもこなくなってさびしかったとかSTBをKさんにダウンロードしてもらったら、わしいらへんやと言ったそうです(N君)。信心は止める気ありませんというのであらば是非いさぎよい勇気ある信心をお願いします!
ポイント 誰も来なくなって寂しくなる(ほんね)
二つの心。(まだすくわれる)
魔。(あんたや)
話を最後まで聞こうとしない(あんたや)
揚げ足をとる(あんたや)
すぐ反論する(あんたや)
リーダー(もっともらしい責任転嫁)
あんたに言われとうない(こっちもや)
押しつけ(信心で受け止めようとしない)
どの面さげて(みえっぱり)
早合点さきばしり(どっちも)
きめつけ(うんざり)
すぐ忘れる(どっちも)
非を認めない(うんざり)
むきになる(うんざり)
みんな待ってるよ(ほんね)
Kさんから私に⇒もっと細かい配慮を。言動には重々気を使い責任を持つこと。
何事も慎重に。本当に新人なのだから買いかぶらないこと。
あせらずじっくり。がまんがまん(Yさんから)
お題目で必ず解決できると確信すること、そしてお題目。
誰か預かってくれんやろか(ほんね)
3/19
松林が暴言を吐いた『わしの言うことを聞かんから罰が当たったんや』というのはてっきり病院へ行かんから声が出んようになったんやと思っていたがどうも違うみたいだ。N君の話によると代配を断った罰が当たったんやということみたいだ。となるとこれはかなり様子が違ってくる。N君の愚痴がNに伝わるとそれは大六天は絶好のチャンス。信心がなければこれは上司から部下への押し付け以外の何物でもない。Nは義憤を感じたのかこのころから暴言だとか押しつけだとかいいだしたのだ。
代配自体は大受で6年間やってきたからこんな小さな地区では何ともない。問題は白百合長から頼まれたことだそれも北は広いからとかよその地区部長に配ってもらってるのは肩身が狭いとか果ては冬は暗くて見えないとか婦人部長からの話だったらともかく。それでも一応I地区部長に聞いてみた大変だったらやるよと。そうすると返ってきた言葉は『若手のK君ならともかく70歳の松林さんには』ということだった。
せっかくのチャンスだから使命感を期待して代配のSさんを交えN君とS君に事の次第を話した。