6.1 えっ!本流?
夜勤が早く終わって9時半、ガード下を抜けた時にメールが鳴った。
Y本部長からだ、
「お仕事中すみません。今仁君のとこにいます」
『えっ?土曜日に私とI男子部部長と行くはずだったのに?』
「明後日来られるんでしょう?」
「ええ部長と一緒に」
「じゃあその時に会館で御本尊いただいちゃいましょう」
「ええっ?」
「書類はもうできてるんでしょう?お厨子もあるし。部長と3人で
会館に来て御本尊授与式しましょう。本人了解されましたので」
「本当ですか?『ばんざーい!』」
「ほんとうです」
「みんなに流しますよ」
「そうしてください。私は当日出張でおりませんけど」
「もう一度聞きますが明後日3日(土)19時半会館にて本流!」
「そうです」
「ええっ?当日出張?支部のK大会もありますやん」
「そうですね」
「授与式3人?」
「大丈夫です最悪3人」
「ふつう10人は来はりますよー」
K地区婦人部長は、
「ほんとにほんと?」
「ほんとにほんとみたいです」
「お数珠も経本も全部もうあるしお花やね」
「よろしくお願いします」
O支部副婦人部長は、
「気を抜いたらあきませんよこの二日間どんな魔が入るかわかりません」
「わかりました。壮年部にはこの二日間題目をあげ倒せ言うときます」
H支部長は、
「おめでとう、そやけど最悪や支部K大会でどっちも行けへん」
「本部長は出張。最悪3人でやれとのことでした」
「しゃあないな。授与担当誰か至急連絡入れるわ」
「お願いします」
あっちもこっちも大わらわ。御本尊授与式。新入会!
今年は何か特別な年になりそうだ。
しかし急きょ取りやめの話はいくらでも聞いた。
そうならぬよう題目題目。おーいみんな題目題目。よろしく!