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5.20 不安的中

きょうは仁君へ昼食を届けることになっている。

ド短期四日を終え今日は昼まで寝てるはずだ。

壁掛け仏壇を背負いSGIグラフ6月号を持ち出発。


K副B長を誘って生協で寿司を買いアパートへ向かう。

ちょうど正午もう30度は越えてるみたいに暑い。


部屋をノックしても出てこない。メールもおかけ直しばかりだ。

「こまったな、でかけてるのかな?」


ちょうどそこへK婦人部長からメールが入った。

「今待ちぼうけです」と返事をして、さあこまった。


「毎日残業で眠り込んでるんですよキット」

「だといいんだが。生協でわしらの分だけ先に食べるか涼しいし」

「そうですね」

ということでちょうどイスとテーブルがあってゆっくりとすしを食べ

40分ほどして再びアパートへ向かうどうしても一抹の不安が付きまとう。


果たして彼はいた。やはり眠り込んでいたんだ。

「すいません心配かけて」

不思議とこの君は憎めない。


「男子部の方からもラインが来てて28日あいてますか?と」

「え?28日はあの宝ヶ池国際での京都青年文化祭?」

「券がないとは入れないやつですね。全京都5千名結集!」


「そりゃ行けたら是非行った方がええわ」

と二人で賛同する。彼は不安顔。なんかいろいろとあるみたい、

そんな顔をしている。月1回の座談会だけでいいのでと言ってきたから。


SGIグラフ6月号を渡して、

「これから週いちにかい勤行等を教えに私か彼が来ます。その間は自分で勤行するんですよ」

リュックから壁掛け仏壇を出して、

「これさえあればもういつでもできます。ここがいいかな」

そう言って私はさっさとテレビ側の壁に仏壇を張り付けた。

「かっこええやん。早よ御本尊入れよう」


「あのう、一つ質問があるんですが?御本尊受けたらもう学会に入会したことになるんですかね」

私はK君の顔を見ながら、

「そういうことになるかな?」


「まあとにかく1か月2か月やってみてやめるのはいつでもすぐできるから」

「真剣に一か月二か月ですよ」

「そやな」

「ハイ分かりました」

「じゃあ御本尊送りは27日午後6時ということでOK?」

「あ、はい」

「じゃあそれで本部長、婦人部長に連絡しときますます」

私は仕事だったのでそこで切り上げて大急ぎで仕事に向かった。


その晩のことである、8時過ぎ仁君からメールが入った。

「もうちょっと組織とか行事とか知った後で入会ということできないでしょうか?」

「了解いたしました。火曜日に伺います」

「ありがとうございます」


すぐさま本部長に連絡し。婦人部長その他に延期のメールを入れる。

やっぱりそうだよな急ぎすぎた。不安は的中した!

さあどうなるか?こうご期待      _________         つづく。



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