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第4話
★★★★★★★★
心紅にそうは言ったものの、眠いものは眠い。最初は委員会決めからだから別に問題は無いのだけれど。
内申点はやっぱりとっておきたいな…と思い、少ないものにてきとうに手を挙げる事にした。
あ、これ誰も挙げてない。これでいいかなぁ…
そう思い、うつ伏せになっていた上半身を起こし、小さく挙手をする。
「あ、神崎さんがやってくれるみたいですね。じゃあ、女子の学級委員は神崎さんがやってくれるという事で…。」
と、学校でイケメンだと騒がれているインテリ系のクソ眼鏡教師につげられる。
って、
えーーーーーーっ!?
う、嘘でしょ…。
私が学級委員とか…仕事多くて面倒臭いし…
心紅は片目しか見えないけど、凄く驚いた顔をしている。
そりゃそうだ。私は一切こういう目立つものを避けていたのだから。
まぁ、聞いてなかった自分が悪いよね…。
「男子の学級委員は、誰も手を挙げないので名前順で一番最初の赤村君にしますよ。」
「はぁ!?」
ドンマイだ、赤村君。赤村君とは話した事が無い為、少々心配だがまぁ、仲良くやれればいいな。