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とある魔法使いの娘の呟き 096

「まず、“時間を巻き戻す”、または“過去に行く”っていう時空魔法の二つがあるんだけど、これは現実的じゃない」


「「…」」


 お爺様が口にしたのは現実離れした魔法に皆言葉なくしてしまった。


「そ、そんな魔法が!?…あ」


 それが使えるなら父どころか母もっと思った時、お爺様が悲しそうにした顔を思い出した。それが出来るのであれば、母の事故を無かったことに出来ている。ならば母が生きているはずで、あの『龍の髭』だって小父様が持ってくることもなかったのだ。しかし、母もいなければ、現実父は幼児になってしまっている。


「気が付いた?」


 初代魔王である曾お婆様が、優しく私を見つめながら話しかけてきた。


「はい」


 私は、何と身勝手なことを思ったのだろう。お爺様がその魔法の存在を知っているならば、母を助けるために使っているだろうに…


「なぜ、現実的ではないのですか?それを使えば、おば様だって…


 「使ったさ。そして、娘も助けたさ」


…」


 少し興奮気味の王女の言葉を遮ったのは、お爺様の静かな声だった。

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