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とある魔法使いの娘の呟き 095
そろそろ、王様たちは理解力の容量限界を超えて来たのか。一様に表情が動かなくなっているようです。
「お爺様」
このままでは、また話が進まないと感じたので、お爺様を急かす。
「ああ。色々思う所はあるだろうけど、そこは置いておこうか」
お爺様も私の意図を察してくれたのか、話を進めてくれる。
「それで、父はどうなるのですか?」
「…」
王女が私の方に意識を向けたのを感じながら、本題に入る。
「そうだね。思わせ振りな発言をしたんだ。そこから話をしようか」
そう言うお爺様は、少し悲しそうな顔をした。




