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とある魔法使いの娘の呟き 008

 それは、よく知られる焼き菓子と違い。砂糖でコーティングされ、紫色の半透明で、少し弾力のある大人の親指ほどの長方形。大陸中央にある魔獣が多く生息しているという“深き森”で教えてもらった“ダガシ”というお菓子を参考に作った“薬菓子”だと、父は王太子を強く説得(威圧)


 そもそも、なぜ魔獣がたくさんいる場所で“お菓子”が出てくるのかという疑問があるが、説得された(萎縮した)王太子は、その“薬菓子”を王女様に食べさせる許可を出した。


 そして、毒見ということで、父自身がその“薬菓子”を食べ、安全性を証明するとそれをベットで安静にしていた王女様に食べさせました。


 王太子ですら萎縮した父の姿から姫様も怖がられるのではと思われたが、サファイアのような双眸を()()()()に細められ、逆に“クマさん”と言って喜ばれたとか、かなりの大物か、天…失礼。


 そして、その後、治癒師である母が“薬菓子”に組み込まれた魔法陣に働きかけるように治癒魔法を掛けると、王女様の病を完治させた。


 ちなみに、魔法薬とは、一般の薬に効能UPや内部からの治癒力を高めるなどの魔方陣を組み込んだ物で、薬を飲み、魔法陣を体内で発動させ、効果の高めた薬の総称です。


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