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とある魔法使いの娘の呟き 059

「して、その馬鹿弟子は、どこにおるんじゃ?」


「姫様は、


 「母は、十年前に亡くなりました」


…お嬢様」


 統龍と呼ばれた彼女の問いに、言葉を継げない私の使い魔の代わりに、さらに堅さを増した私の声を割り込ませた。


 私は失礼ではありますが、目を瞑り当時のことを思い出しながら、当時のことを口にする。


「はい。十年前の大雨で大洪水があり、救済に向かった村で二次災害に巻き込まれ…」


 ふと、私の頭を撫でてくれる大きく温かな感触がいつかの母のように…


「そこまでじゃ。それ以上申すでない…妾が寝とる間に先に子供をこさえとるくせに、妾より先に逝くとはのう」


 瞼を上げると、そこには妖艶な大人の女性が慈しみの眼差しを向けながら私の頭を優しく撫でていた。


「えっ?」


 えっと、どちらさまでしょうか?

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