48/116
とある魔法使いの娘の呟き 048
「ふう…何?」
集中が切れ、体から力が抜けた私は、息を吐く。顔を上げると、こちらを生徒会室にいた皆が私を見ていた。
「ふふ。まるで彼女を見ているような鮮やかな解術ですね」
小父様は、そう言いながらどこか哀しそうに私の顔を見ていた。
「会長。中を見ないんですk…
「馬鹿。あんたには、デリカシーはないの」
イテェ」
中身が気になるのか好奇心旺盛な書記の男子が、私に話しかけてくるが、すかさず書記の女子が彼の頭を叩く。
私は、そんな彼らにほっとしながら、改めて小箱に目をやった。
古ぼけた木製の小箱で、補強のためか縁はすべて黒っぽい金属で覆われている。
顔を上げ小父様と目を合わせる。
小父様が、頷くのを確認にした私は、小さな小箱の蓋を開けた。




