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とある魔法使いの娘の呟き 033

「!?…先ほどは、失礼いたしました」


 生徒会室に戻ると、私の後ろにいる父に驚いたようだが、それも一瞬のことで皇子付きの執事が頭を下げてくる。


 改めて見ると従者の彼は、私たちと同じくらいの年齢のようで、顔もそこそこ整っている。ただ、焦りから来ているのか、青を通り越して土気色になってしまった顔は、悲壮感しかなく、一回り老けて見える。


「こちらこそ、はしたないところをお見せして、申し訳ありません」


 感情的になりすぎた自分の反省を込めて、私も彼に謝罪する。


「それで、そのキャンディーは、どこで手に入れた?」


 私たちの謝罪が終わると、父が彼に問い質す。それはまさに威圧で普通の胆力の人間なら気絶ものだろう。


「…は、はい、皇子の部屋にありました」


 彼の顔色はさらに悪かなり何色か分からないほどだが、答えを返すあたりは、さすが皇子の従者なのだろう。


「…」


 それを無言で聞く父は、とても静かだった。

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