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とある魔法使いの娘の呟き 016
そんなこんながあった数週間後、帝国の皇子様が学院に入学された。
千人を超す学院関係者を全て収用された講堂の壇上に上がられた帝国の皇子様を見る皆の目はキラキラとした…一部ギラギラしている。
いつも生徒会の仕事を共にしている頼れる書記の娘など、顔を赤らめポーとしている。
俗に言うイケメンな方なのでしょうね、たぶん。
自分の父のインパクトが強すぎる所為か、あまり外見の良し悪しで驚かない私。
周りの反応とは違い、自分でも呆れるほど、淡泊な感じになってしまう。
ふと目に留まった一般生徒と一緒に壇上を見ている王女の表情は、まさに無の一文字。あれは、かなり機嫌の悪い証拠。
昨日、王族の方々と挨拶を交わしたと聞いているが、何かあった?




