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とある魔法使いの娘の呟き 014
「何も相談なく婚約者などと私は、まだ学院を卒業するまで二年もあるんのですよ」
王女様の不満は、そこにあったようですね。まあ、恋愛に憧れていたので、仕方がないかもしれない。
「しかし、他国では十四歳で嫁ぐことがあるわよ」
父の受け売りの知識ですが何か?
それに、貴族ましてや王族である彼女に恋愛というのは夢のまた夢でしょう…だからこそ憧れるのかもしれませんが。
「あなただって似たような話の一つや二つあるでしょうに。この間の私のパーティーでだって…
「そういえば、父が新作の“ワガシ”を作ったのよ」
むう」
可愛く頬を膨らませても、私には聞こえない。
その後、王女様の世話と護衛のために来た従者と騎士団で我が家が飽和状態になり、うちのメイドの堪忍袋が切れ、爆炎魔法を詠唱。
問答無用で解術し、宥めるなど慌ただしくその日は終わりを迎えました。




