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とある魔法使いの娘の呟き 013
さて、私の前には王女様が座っている。
あの後、父の使い魔であるフクロウを城に向かわせたので、しばらくすれば、荷物を持った侍女たちがやって来るでしょう。
外は茜色で我が家のある場所が場所なだけに、さすがに城へ帰れとは言えず、本日は泊まっていただくしかない。
「あなたは、生真面目過ぎるのよ。もう」
王女様は、学院では見せない家族にするような対応を私にしてきます。
幼馴染というよりは、姉妹と言っても良い間柄なので、私も特に畏まらずに対応してしまいます。
「もう、じゃないわよ。誰にも言わず城に戻らないなんて…」
今頃、城は阿鼻叫喚。
ああ、胃に良いヨマキのお茶を準備しておこう…




