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とある魔法使いの娘の呟き 012
取り敢えず、突き上げてからの叩き落とすという母直伝の風魔法で父を片付ける。
突然の出来事に呆気に取られている白鳥(多分、王女様)の入った鳥籠を鷲掴み、無詠唱で診察魔法を発動させる。
発現した魔方陣に驚きながらも、付き合いの長い私が何をしようとしているか理解したのか、白鳥の王女様は諦めたように私を見てくる。
診察を終え、複雑ながらも解ける術式と判断した私は鳥籠から出てもらい、構築された解術を起動するために呪文を唱えると、白い魔法陣が浮かび上がり、白鳥を白い光が包み込んだ。
母譲りの治癒と解術には、街の治癒師にも負けない自信はある。
ちなみにであるが、伸びた父は、私の使い魔が寝室に投げ入れてくれた。
いっそのこと、物置にでも逆さ吊りにしておくべきか…




