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とある魔法使いの娘の呟き 111

「魔王と呼ばれた私は、他者から常に攻められていたわ。魔族やリンクといった人類、魔物、精霊、挙げても限がないくらいにね。だから、私は、私という存在を認め、共に歩んでくれる存在を欲したの」


 曾お婆様は、家政婦長や従業員、そしてお爺様や私たち親族に愛おしそうに目を向けていく。


「それが、彼女たち仲間であり、あなたたちという家族。どれだけ、愛し愛され、癒し癒されたか…でもね、これは彼女たちやあなたたちを私と同じ”牢獄”に閉じ込めてしまったことと同じなの」


 そう語る曾お婆様の言葉に何も返すことができなかった。


 ただ自分は、健康で長生きするとだけ思っていた。今でさえ、曾お婆様の言っている何分の一を理解…いいえ、どんなに理解しようとしようともまだ十数年しか生きてきていない私に理解できることは、ほんの一握りでしかいのでしょう。


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