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105/116

とある魔法使いの娘の呟き 105

「ヒッ」


 キラービーの情報はさて置き、その蜂を見せられた侍女さんは、短い悲鳴とともに表情を引きつかせています。


「心配ないわ。この()の支配権は、奪ったから攻撃もしてこないわ」


 かわいい子供をあやす様に小さな蜂のお腹を撫でるお婆様。


「…」


 王妃様は、長年付き添ってくれていた侍女が、まさかっといった感じに顔を真っ青に強張らせていらっしゃいます。


「彼女は利用されただけだよ」


 幼い父を抱いたお爺様はお婆様の横に行き、侍女さんを庇うように発言をされると、蜂を覗き込む。


「へえ、この蜂で覗き見はなく、情報を掠め取ろうと考えてみたいだね。まあ、魔力の使用が少ないし、見た目蜂だから”深き森”であれば、珍しくないと考えたのかな…ん?そうか、誤って殺した場合、別グループの集団のキラービーを呼び押せて…」


あっ、お爺様の悪い癖が…

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