表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
F!くえすとっ!  作者: あひる亭桃羽
悪霊の鏡
34/55

悪霊の鏡17

「おぉルンミイ、目覚めたか!」

ローマン王は顔をほころばせながら言った。

「ローマン王は、毎日ルンミイさんの様子を見にきてくださったんですよ」

イパスルが言う。

な、なんだって!?

恐れ多すぎる…ッ!

アタシはベッドから起き上がった。

ずっと寝ていたせいか身体中が痛い。

いや違うな。

これは…筋肉痛だ。

やっぱり法術で無理矢理身体能力をあげる代償は大きいのね。




玉座の間。

戦闘の痕跡は残っているが、かなり綺麗になっている。

「ルンミイ、そしてシュウド、サグア、イパスル、スキュラ、改めて礼を言う。王都ローマンを救ってくれてありがとう」

ローマン王の言葉と共に、玉座の間にいる衛兵や大臣などが一斉に頭を下げた。

なんか照れる。


それから、大宴会になった。

都の人々も入れ替わり立ち替わり来るし、ヒポ達の姿もあった。

「ルンミイさん達なら何とかなるって信じてました!」

アタシはヒポと握手をし、横にいたヒポルに鏡を渡した。

ヒポルは笑顔でうなずき、鏡を受け取る。

この鏡のおかげで王都が救われたんだ。

これからも大切に祀ってもらいたい。


シュウドが酔っ払って近くの女の子に声をかけて、はたかれた。

それを見て、アタシ達は大声で笑う。

うん。

やっぱり、笑えるのが一番よね。

平和が一番。

ローマン王が戻ったからには、また元の素敵な王都ローマンに戻るだろう。

大宴会は朝まで続いた。




アタシ達の出発の日。

そこにはローマン王はじめ王都の方々やヒポ達も見送りにきてくれた。

みんなそれぞれ握手を交わし、別れを惜しむ。

「ルンミイ、これを持って行きなさい」

ローマン王が革袋をアタシに渡す。

中を見ると、金貨が入っていた。

ビックリしてローマン王を見ると、

「こんなものじゃ、まだまだ足りない。また王都ローマンに立ち寄ってくれ」

と、ローマン王は優しく微笑んだ。


アタシ達は大歓声に送られ、ローマンから旅立つ。

次は何が待っているのか。

わくわくする。

アタシ達の姿が見えなくなるまで、大歓声は止まなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ