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F!くえすとっ!  作者: あひる亭桃羽
悪霊の鏡
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悪霊の鏡14

「に、人間の分際で生意気な…!」

ミノタウロスが肩を震わせながら言う。

今度はこっちの番だ。

アタシは剣を構え、シュウドも構えをとる。

スキュラも魔物バージョンに変身済み。

戦闘体制は万全だ。


最初に動いたのはシュウドだ。

素早くミノタウロスとの間合いを詰め、鋭い蹴りを放つ。

ミノタウロスはそれを左腕でガードすると、突きを返した。

激しい攻防。

一瞬、シュウドが横に飛ぶ。

そこへ、サグアが炎の矢を放った。

炎の矢はミノタウロスを貫く。


「ウォォォォォォォォォォォ!!!!!」


ミノタウロスが恐ろしい声を上げる。

今度はミノタウロスから仕掛けて来た。

真っ直ぐにサグアに向かっている。

シュウドがサグアを背にかばうように立つ。

「邪魔だ!」

ミノタウロスは拳を振る。

ガードをしたが、そのまま横に吹っ飛ばされるシュウド。

ミノタウロスはそのまま追撃を開始。

起き上がる間もなく、シュウドは蹴り飛ばされ、壁に叩きつけられる。

「ぐあっ」

なおも、攻撃の手は緩められない。

ミノタウロスはシュウドの首を掴むと、そのまま持ち上げ地面に叩きつけた。


「………!!!!」


声すら上げられず、シュウドは苦悶の表情を浮かべ立ち上がる事ができない。

そこへ更に蹴りをいれようとしたところで激しい勢いの水の束がミノタウロスを襲う。


ドンッ


衝突音。

スキュラの魔法だ。

たまらずミノタウロスはシュウドから離れた。

アタシは剣を構えミノタウロスに対峙する。

早くイパスルに聖法をかけさせないと、シュウドが心配だ。

「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

アタシはミノタウロスを斬りつける。

袈裟懸けに血が噴き出す。


手応えあり!


そう思ったのもつかの間、次の瞬間にはアタシは殴り倒されていた。

地面の冷たい感触。

続けて、腹に激痛。

ミノタウロスの足がめり込んでくる。

「かはっ!」

血を吐く。

アタシは転がりながらミノタウロスとの距離を取る。

奴はシュウドの時のように追撃をしてこない。

邪悪な顔で笑っている。

まるで、嬲り殺しにするのを楽しむように。

スキュラが再度、水の束を発する。

今度はそれを弾き飛ばしたミノタウロスはスキュラを睨む。

「慌てるな。順番に殺してやる」

アタシはシュウドを確認する。

イパスルが聖法をかけていて、苦悶の表情が大分和らいでいた。


このままじゃ負ける!

どうする?

聖法が効いてきているとはいえ、シュウドはしばらくじっとしててもらいたい。

と、スキュラが人間の姿に戻ってアタシに聖法をかけた。


どうやら、魔物の姿だと聖法は使えないようで、その逆に人間の姿だと魔法が使えないようだ。


「ルンミイさん、作戦があります」

スキュラはアタシに聖法をかけながら、そっと耳うちした。

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