表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
F!くえすとっ!  作者: あひる亭桃羽
悪霊の鏡
26/55

悪霊の鏡09

通路は相変わらず何もなく、ただ黙々と進む。

すると、今度は祭壇のようなものがある部屋に出た。

祭壇の後ろは壁になっている。

…ってことは、ここが終点?

祭壇の周りには何体かの白骨死体が横たわっている。

ちょっとビビりながら部屋に一歩入ると、どこからともなく


祭壇の物を動かすな。

動かせば災いが降りかかるだろう。


と、不気味な声が響いた。

「何?怖ッ!」

アタシがビクッとしたのを横目に、シュウドは祭壇に近づいた。

「こっち来てみろよ!」

シュウドに呼ばれ、祭壇に近づく。

そこには、なんとも言えない色合いの綺麗なクリスタルの様な物があった。

「これが真実の気持ち?」

「こんだけ仰々しく置いてあんだから、そうなんじゃねーの?」

手を伸ばそうとするシュウド。

しかしその手をつかんで、

「シュウド、さっきの言葉を聞いてなかったのか?」

サグアはそう言うと、祭壇の周りを調べだした。

もしかしたら、なにか仕掛けがあるのかもしれない。

この横たわっている白骨死体は、真実の気持ちを動かして災いが降りかかったのかな…。


しばらく祭壇を調べていたが、これと言って発見はなかった。

じゃあもうお手上げ。

一か八かで動かして見るしかない?

と、スキュラが白骨死体の一つが革袋を持っているのに気づいた。

中を確かめると…砂。

なんでこんな物を大事そうに持ってるんだろう?


「ん?そーいや、昔話にこんなシーンがあったな。お宝が乗ってる台は重さが無くなるとトラップが発動する仕掛けなんだ。だから、お宝を取るのと同時にオモリを台に乗せる」


あ、その昔話、アタシも聞いたことある。

トレジャーハンターの話だったかな?

「サグアどう思う?」

「確信は無いが…。しかし、やってみるしかないだろう。ここでこうしていても時間が過ぎるだけだ」

「私も賛成です。早くイパスルさんを助けなくては…」


そうと決まれば!


アタシは革袋を手に、祭壇に近づいた。

ゆっくり、ゆっくり、真実の気持ちに手を近づける。

すると、頭の中に声が響いた。


人間よ。

何故真実の気持ちを手にするのか。


アタシは頭の中で返答した。

今までの出来事。

そして、大切な仲間の命がかかっている事。


人間よ。

お前からは、悪しき心は感じられぬ。

真実の気持ちを手にするが良い。


アタシは真実の気持ちに、手を触れた。

その瞬間、宙に浮くような感覚。

辺りが真っ暗になる。

音もしない。

なんだか夢の中にいるような。

フワフワと気持ちいい。


と、急に小さな光が遠くの方に見えた。

それがだんだん近づいてくる。


パッ


光に包まれた。

眩しい!!!!




気づくと、アタシ達は塔の外に倒れていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ