悪霊の鏡08
溶岩を無事に切り抜けたアタシ達。
さて、次はどんなトラップなんだろう。
これまでのパターンからいくと、もうすぐ何かしらのトラップがありそうだけど。
そして、あとどれくらいで真実の気持ちまで辿り着くんだろう。
「こんなん、いかにもじゃねーか」
シュウドが言う。
この部屋、左右の壁に無数のマスクが飾ってある。
そして、床が二色になっている。
今までみて来た色と、反転した色と。
怪しすぎる。
サグアは腰に装備していた小型のナイフを抜き、反転した色の床に投げた。
サクッ
床にナイフが刺さる。
その瞬間、壁のマスクの一つが炎の矢を吹いた。
ナイフは一瞬で消し炭になる。
「なるほどな。あの床を踏むと壁のマスクが火を吹くか」
床を見ると床の色は交互に並んでいる。
「さっきの溶岩より渡るの簡単そうじゃねーか」
たしかに。
さっきの溶岩は周りの熱気も見た目もプレッシャーとして感じたが、これなら行けそう。
踏める範囲が極端に小さいとかも無いし。
きれいに交互に並んでるから無理なジャンプとかしないでも大丈夫そう。
シュウドを先頭に、アタシ達は渡り始めた。
うん。
何もなく渡れそうだな。
そんな事を考えながら、真ん中辺りまで来た時だ。
前の通路からゴブリンが三匹、こっちに向かって来た。
こちらに気づいて躊躇する様子はない。
一瞬もスピードを緩めず走ってくる。
そして、ゴブリン達は床の色なんて関係なく踏んだ。
「やばい!」
壁のマスクが炎の矢を吹く。
アタシ達は床に伏せて矢をよけた。
直撃したゴブリンは燃え尽き、その破片が他の床に降り、またマスクが反応して炎の矢を吹く。
アタシ達も伏せた時に反転した色に触れてしまった。
炎の矢の雨あられ。
このままじゃやられる!
向こう側まではそんなにない。
アタシ達は一気に駆け抜ける。
矢が少しかすって、髪が焦げる匂いがするが、気にしない。
みんな矢をギリギリでやり過ごし、やっとの思いで反対側に転がり込んだ。
危なかった…!
みんな無事だ。
なんか、難易度は上がってる気がするけど、不思議と侵入者を排除しようって感じはしないのよね。




