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F!くえすとっ!  作者: あひる亭桃羽
悪霊の鏡
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悪霊の鏡07

しばらく歩くと、また少し広い部屋に出た。

向こう側に道がある。

今度は、その間に溶岩が溜まっていて物凄い熱気を放っている。


また魔法の一種で溶岩に見せてるだけ?

試しに小石を投げ入れてみた。


ジュッ


小石は一瞬で燃え尽きた。

どうゆう仕掛けかはわからないけど、落ちたら命はなさそうだ。

さて、今度はどうやって渡ろうか?

例によってシュウドが辺りの壁を調べてたが、壁をつたって渡るのは無理そうだ。

かといって飛び越えるのも無理だろうな…。

悩んでいると


ピョコン


溶岩の中から岩が出現。


ヒュッ


消えた。


ピョコン


また岩が出現。


ヒュッ


また消えた。

岩は同じタイミングで無数に出現、同じタイミングで消えるようだ。


まさか…。

「ねぇ、あれを渡るのかな?」

ポンポン調子良く渡れば向こう岸まで行けそうだけど。

「それしかなさそうだな」

「落ちたら終わりですよ?」

「方法がそれしかねーんなら、やるしかねーべ」

シュウドは言うが早いか、タイミングをみて身軽にポンポン渡り出した。

しかし向こう岸につく直前の岩が、シュウドが乗った瞬間、


ズッ


沈んだ!!!!

ダミー?!

「危ねえ!」

上手いこと前に跳んで事無きをえたが、アタシだったらあんな器用な事、出来た気がしない。

ゾーッとする。

「ここに出る岩はダミーだ!その手前から一気に跳ぶか、その横を迂回するかだな」


その横を迂回って…

左右に一個ずつ岩が出るけど、どっちが正解かわからないし両方ダミーかもしれないじゃない…

しかもこのトラップの怖い所は、岩の上で悩む時間がない所。

一定時間で出たり消えたりするから、岩の上で悩んでたら溶岩に落ちちゃう。

渡り出したら一気に行くしかない。


「次は俺が行こう」

サグアはタイミングをはかり、いい調子で進んでいく。

そして向こう岸のすぐ手前、真ん中はダミーだった。

左右どっちが正解か…


ポンッ


サグアは向かって右の岩に乗って向こう岸に無事たどり着いた。

続けてスキュラも器用に岩を渡り切る。

後はアタシだけど…。

怖すぎる!


「ルンミイ!こっちまでくれば俺やシュウドが支える!だから頑張れ!」

「ルンミイさん!」


ガラガラガラ…


え?

後ろをみると、なんと道が崩れだした!

ぎゃあ!!

アタシはとにかく岩を渡る。

周りは溶岩。

平地でやるのとは訳が違う。

熱がそのままプレッシャーとして感じられる。

しかし、そんな事言ってる場合じゃない。

アタシは勢いで渡りきって後ろを向いた。


あれ?

溶岩はあるけど道は崩れてない。

なんなの!?

「覚悟が決まらなそうだったわりには、最後はおもいきりがよかったじゃねーか」

「ま、まぁね」

本当に、この塔怖い!

次はどんなトラップなんだろう…




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