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35.悪夢〜秋良side〜
逃げる。
「やだ!来ないで!」
ただがむしゃらに、あいつらに追いつかれないように!
『マァッテェェ。』
「やだ、やだ、やだ!!」
走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ走れ!!!
「はぁ、はぁ、はぁ。」
どのくらい走っただろうか、もうあの声は聞こえてこない。
「に、逃げ切った。はは…」
そう安堵して、前を見る。しかし、
「ヒッ!」
目の前には、目がない女が立っていた。そして、言う。
『アキラ、ゼッタイユルサナイ!』
────────────
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
僕は、大声を出しながら夢から覚める。
「大丈夫ですか!!??坊っちゃま!!!!」
そしたら、直ぐに僕の側近メイドの美海が血相を変えてやってきた。
僕は、美海を見て心底安堵し、言葉を返す。
「ああ、大丈夫だよ。ありがとう美海。」
「っ!また、あの夢ですか…。」
「うん。」
彼女も僕も俯く。
しかし、直ぐ美海は僕を抱きしめる。そして、泣きいりそうな声で、
「大丈夫です…。美海が、美海ついてます。」
そう励ましてくれた。
「………うん、ありがとう。」
そのまま無言で、時を過ごす。
………必ず見つけてみせる。
ー例え、僕が僕を失っても。
伏線はりはりしましょうかね。
ブクマや、評価してくれると嬉しいです!
やっと秋良編っぽくなりました…。




